交通事故の防止策とは?実際に注意すべき点を解説!
導入
交通事故は突然起こるもの…。でも、実際は些細な心がけや防止策を行うことで、事故にあう可能性は低くなります!
今回は、交通事故からご自身の身を守るために必要な防止策について、解説していきます。
交通事故を未然に防止することは出来るのか?
いつ交通事故の被害者や加害者になるかわからない状況で、私達が気を付けられる点や防止策には、どのようなものがあるのでしょうか?
近年、高齢者の方が交通事故にあってしまうケースも年々増加傾向にある現代で、万が一に備えて、私達が出来ることや日常で注意すべき点について解説していきます。
交通事故防止のために出来る行動
自動車やバイク、自転車の乗車中や歩行中に限らず、交通事故を防止するための5つの行動があります。それはとても簡単で、簡単だからこそ油断してしまわれる方も多くいらっしゃるかと思います。
まずは、簡単に出来る5つの行動について、説明していきます。
- もしかして (危険予測)
- とまる (一時停止)
- みる (安全確認)
- まつ (安全確保)
- たしかめる (再確認)
上記の5つの行動が、とても重要になります。
実際に5つの行動をみて、「こんな簡単なこと…?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
車の通りが多い場所や死角になっている曲道など、事前に起こり得る危険を予測する必要がありますよね。そういった道路には、必ず「止まれ」の標識があります。
その時必要な行動は、速度を落とし、一時停止して見るという安全確認が必要です。また、横断歩道などがある場所では、しっかりと安全が確保されるまで人や車が通過するのを待ち、再度確かめてから出発する必要があります。
5つの行動は、簡単なことだからこそ見落としがちです。
改めて意識して、行動していきましょう。
高齢ドライバーによる交通事故
高齢化社会の現代において、免許を保有する高齢ドライバーの割合も増え続けています。
個人差はあるものの、年齢とともに身体能力が低下し、運転技術も少しづつ衰えていくでしょう。それに伴い、高齢運転者による交通事故も増加傾向にあります。
ここでは、高齢者による事故原因や対策についてご説明します。
主な交通事故の原因
- ブレーキやアクセル操作のペダルの踏み間違い
- 安全不確認や前方への注意不足
- 予測不適による判断の誤り
が挙げられます。
交通事故対策
不測の事態に対応ができるように、周囲の状況をよく観察し、ペダルの踏み間違いがないように慌てず確かめて運転するようにしましょう。また、ペダルの踏み間違いを無くすために、「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」や「自動ブレーキ」を搭載した車を選ぶのも、1つの手段となります。
70歳以上の高齢運転者の方は、運転免許更新時の高齢者講習が法律で義務づけられています。さらに75歳以上の場合は、高齢者講習の前に運転適性を調べる講習予備検査(認知機能検査)も受ける必要があります。こういった行政の取り組みも利用しながら、ご自身の身体能力や運転技術を確認しましょう。運転に不安を感じるようになった場合には、免許更新センターや最寄りの警察署に、自主的に運転免許証を返納することができます。自主返納した場合、「運転経歴証明書」の交付申請をすることができ、運転免許書と同様に身分証明書として使用することができます。
また、自主返納を支援するために近年では、自治体や民間企業による割引や特典を受けることができます。
気を付けよう!高齢者の交通事故
自動車の乗車中、二輪車の乗車中、自転車の乗車中、歩行中の中でも、高齢者の死者数および割合は、歩行中がもっとも多く、次いで自転車の乗車中となり、高齢歩行者や自転車の乗車中の方が死亡するケースが増えてきています。
また、歩行中や自転車の乗車中に亡くなられている方の中でも、法令違反ありの割合が高く、高齢者自身の法令違反により、交通死亡事故に繋がっていると考えられます。
信号を守って横断したからといって、絶対に安全とは限りません
自動車やトラックなどには、運転手からはどうしても見えない死角という箇所が存在します。
「自分が確認出来ているから、ドライバーも確認出来ているだろう」という思い込みにより、事故に巻き込まれているケースも非常に多いです。
交通事故を防止するためのアドバイス
自動車やバイク、自転車を乗車する方へ
実際に、急いでいたり時間がなかったりすると、心に余裕を持てなくなり、安全確認をしなかったり、スピードの出し過ぎを招いてしまうものだと思います。
ですが、そういう時こそ歩行者への思いやりや譲り合いの気持ちを持つことが大切です。
少しの油断が、ご自身を加害者へと変えてしまいます。
運転をしている限り、しっかりと安全確認を行いながら運転を行うことが大切です。
歩行者の方へ
ご自身の身を守るためにも、しっかりと信号を守ることが大切です。青に変わったからとすぐ渡るのではなく左右を確認し、安全が確認できてから渡るようにしましょう。
自動車やバイクに乗車している方の信号無視により、被害者になってしまう恐れもあります。
また、急な飛び出しをしたことで事故にあう可能性も少なくありません。横断歩道が設置されている場所で渡り、横断禁止の場所では渡らないようにしましょう。
当たり前のことですが、ご自身の身を守ることに繋がります。
すぐに始められる!お出かけ前の対策
ご自身の身を守る1つの方法として、反射材用品を身に着けることも効果的です。
朝やお昼の明るい時間帯は、お互いの位置を目で確認することができます。
ですが、夕暮れ時や夜間は視界が悪く、自動車を運転している側からだと歩行者や自転車に乗車している方の発見が遅れてしまうことも少なくありません。
交通事故に巻き込まれないためにも、ご自身が身に着けているものや自転車などに反射材用品を使用することで、自動車を運転している方にご自身の存在が伝わります。
1つの防止策として、反射材用品を身に着けてご自身の身を守りましょう。
反射材用品一例
- 靴用反射シール :靴のかかとになどに貼るシールタイプ
- 自転車の車体用反射材:自転車のフレームに巻き付けるタイプ
- 反射材付き防犯笛 :普段は反射材のキーホルダーとして、緊急時には笛で合図できるタイプ
- 反射材付きネームタグ:バックなどに取り付け可能なキーホルダータイプ
以上のように、さまざまな反射材用品があります。
ご自身の生活にあったものを選び、身に着けましょう。
まとめ
いかがでしたか。高齢者による交通死亡事故が増加傾向にある現代で、ご自身の身を守ることができるのは、ご自身となります。冒頭でご紹介した5つの行動は簡単なことですが、交通事故の被害者・加害者にならないためにも、とても重要な行動になります。