交通事故で車が壊れたら?修理費用の相場、部品別のまとめ
物損事故の被害にあってしまったら
スノボの帰り、後ろの車が追突してきた。
駐車場に車庫入れしていたら、ポールに気がつかずに左側後方を傷つけてしまった。
車に乗っていると、交通事故の被害にあう可能性は誰にでもあります。
怪我人が出なくとも、物損事故で自分の愛車が傷ついてしまうことも考えられます。
今回は、物損事故にあってしまった時、事故車の修理はどれくらいの金額がかかるのか。事故車の修理費用についてお話しします。
万が一事故にあってしまい修理を検討しているのであれば、参考までに目を通してくださいね。
交通事故を起こしたら、まずは警察に連絡することを忘れずに。
交通事故における、車の修理費用
自分の車が損傷し、修理費用が気にならない方はいないのではないでしょうか。
実際にどのくらいの金額が修理代にかかるのかは、見積もりに出すまでわからないですよね。ほんの少しのかすり傷であっても、場所によっては高い金額になることもあります。修理費用はおおよそどれくらいなのでしょうか。
車の部位別修理代リスト
事故車の修理費用は、交通事故の状況や車の損傷状態、車種によって様々あります。
ここでは、エンジン・ドア・バンパー・フレーム、4つの部位に分けて、それぞれの修理代をの目安をご紹介したいと思います。
1.エンジンの修理代
エンジンの修理には「オーバーホール」と「交換」があります。
「オーバーホール」とは、エンジンの壊れている箇所を修理し、再び使用できる状態にする修理方法のことをいいます。最近では、このオーバーホールはほとんど行われておらず、エンジンそのものを「交換」することが多いようです。
エンジンの修理代はいくら?
エンジンが故障してしまった場合、基本的にエンジンそのものを載せ替えます。エンジンの交換には、エンジンを載せ替えるだけで10万円〜20万円ほどの費用がかかります。そのうえにエンジン本体の費用が加えられた金額が修理代としてかかります。
エンジン本体の料金は30万円以上かかるので、最低でも50万円、ケースによっては100万円ほどの費用がかかってしまいます。なお、外車や国産の高級車などは、一般的な車の数倍の費用がかかることもあります。
2.ドアの修理費用
事故によってできてしまった傷やへこみの部分は、塗装が剥げてしまっています。その傷やへこみからサビが発生したり、汚れが広がってしまう原因になります。そもため、放置せずに修理することおすすめします。修理費用は、2万円〜が相場となっています。ただ板金やパテ盛りでの補修となるので、損傷の範囲が広いほど修理費用が高額になります。
ドアの修理・交換
板金などでの補修ができないと判断された場合、ドアを丸ごと交換する必要があります。ドアを丸ごと交換することになると費用は10万円〜が相場となります。
また、エンジン同様、外車の場合は金額が高くなって相場よりも高くなってしまいます。
3.バンパー
バンパーの修理に関しても、板金や塗装によって補修ができるかどうかがポイントになります。
板金と塗装で補修ができる場合は、部分修理を行います。部分修理であれば、1万円〜5万円ほどが修理費用になります。
バンパーの修理・交換
バンパーが完全に変形してしまっている場合や、部分修理では補修できない場合、バンパーを丸ごと交換する必要があります。
費用は、部品の値段によって異なるので、5万円〜20万円が相場です。
4.フレーム
フレームそのものが変形してしまった場合、板金加工で補修することになります。フレームの板金補修自体は10万円程度ですが、加えて補修のために周囲のパーツの解体や組み立てをする必要があります。その工費も含めると100万円近く費用がかかってしまうこともあります。
全損レベルの修理だったら?
部品交換が多すぎる場合や、自走不可の場合は、車を新しく買い替える際と同じくらいの金額がかかってしまいます。
具体的な金額としては100万円以上かかることになります。
修理費用次第では廃車にし買い替えも検討
交通事故にあってしまうと修理費がかなり高額になります。
もしも、見積もりが100万円を超える超高額になるようでしたら、車の買い替えも視野に入れてみると良いでしょう。
修理代で新車を買えるような金額であれば、無理して修理を行う必要はありません。これまでの走行距離や使用年数から、修理した場合今後何年間使えるのかなども含めた上で、新しい車に買い替えることも検討してみてはいかがでしょうか。
事故車の修理費用まとめ
車の修理が必要になってしまった時は、高額な修理費がかかることになってしまいます。
また、車種や損傷規模によって工費が異なりますが、フレームまで損傷が到達している場合は買い替えも検討してみると良いかもしれないですね。